日本を訪れる外国人が急増するなか、駅員との「言葉の壁」を簡単に取りのぞくことのできる取り組みが始まります。

この透明なディスプレイが「言葉の壁」を取りのぞく道具です。中国語が堪能な記者が使ってみると、ほぼ正確な日本語が表示されました。

このディスプレイは来週から西武新宿駅に設置されるものです。外国人の言語を駅員側に日本語で、駅員の日本語を相手の言語に翻訳します。

英語や中国語のほか、スペイン語やフランス語など12か国語に対応し、簡単に会話できるといいます。

西武鉄道 矢島綾乃さん
「インバウンドのお客様が増えている中で、駅係員と海外からのお客様がお互いの表情を見ながら、円滑にコミュニケーションを取れることを期待しております」

訪日外国人に日本で困ったことを聞いた調査では「施設などのスタッフとのコミュニケーション」が1位になっています。

西武鉄道はこうした課題を解決し、回復しつつあるインバウンド需要を取り込みたい考えです。