百貨店の包装紙のデザインに高松市の小学生が挑戦です。その百貨店とは「三越」。香川県出身の画家・猪熊弦一郎が1950年にデザインした日本で初めての百貨店オリジナルの包装紙が三越なのですが、果たしてどんなデザインになったのでしょうか?

(報告 茅原淳)「商品を包む包装紙、子どもたちはどんな包装紙を作るのでしょうか」

包装紙のデザインに挑戦するのは、香川大学教育学部附属高松小学校の4年生36人です。授業は高松市にも店舗を構える三越が、創業350周年を記念して全国で行っているものです。包装紙の役割やデザインについて説明を受けた子どもたちは4つのグループに分かれ、まず赤色の紙を思い思いの形に切っていきました。

(児童)「もうちょっとまるくした方がいいんじゃない」「すごいすごい」
(児童)「葉っぱとかヘビとか山とかがあって」「みんな違う形があっておもしろかった」
次に切った紙を台紙に置いてデザインを決めていきます。

(児童)「なんか大きいのを固めた方が良くない」「でもさ、固めたら小さいやつがなさすぎる」「ああ」「バランスって難しいね」

試行錯誤を繰り返し、最後には子どもらしい楽しい雰囲気の包装紙ができ上りました。
(児童)「人が幸せになるように考えて作りました」「お客様に喜んでもらえるように使ってもらいたいです」

(高松三越 木内佑美さん)「日本独自の包む文化とデザインする楽しさを学んでもらいたい。お子様から年配の方までなじみのある高松三越になりたいなと思っております」
きょうデザインされた包装紙は印刷され、高松三越で11月ごろ、商品の包装に使われる予定です。














