日銀大分支店は6月の短観を発表し、県内企業の景況感は5四半期連続で改善がみられ好調に推移していると判断しています。

日銀大分支店によりますと「景気が良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた業況判断指数は全産業でプラス20となり、去年6月以降、5四半期連続で改善しました。

このうち、製造業は海外経済に影響する業種を中心に悪化している一方、非製造業は観光関連の業種などで大幅な改善がみられます。

日銀大分支店は「好調といっていい状況」と評価した上で不確実性の高い半導体の供給など今後の動向を注視しています。先行きについては原材料やエネルギーの価格上昇の警戒感から小幅に悪化するものの、高めの水準で推移すると見通しています。