毎月、私たちを悩ませているのが食品関連の値上げです。7月はパンや加工食品を中心に約3500品目が値上げとなりますが、売る側も工夫を凝らしているようです。
静岡市清水区のラーメン店です。
<井手春希キャスター>
「まずはスープから。想像よりだいぶあっさりしていますね」
<麺屋ARIGA 有賀一登代表>
「最後のスープ一滴まで飲み干せるように仕上げています」
この店のラーメンのおいしさを引き立てる「背脂」がいま高騰しています。
<麺屋ARIGA 有賀一登代表>
Q.この背脂はどれぐらいの値上がり?
「昔は、1kg=150円くらいだったけど、いまは倍近く上がっています。結構厳しいですね」
こちらの店では背脂の仕入れ量を抑えることでロスをなくし、無駄なく食材を使い切る対策をしています。ただ、その対策だけで仕入れ値の値上げ分を補てんできるわけではありません。
<麺屋ARIGA 有賀一登代表>
「正直、本当は値上げはしたくない。ただ値上げをしていかないと店が続かないので、本当に苦しいけど、やらなきゃいけない」
値上げの波は私たちに身近な商品も。静岡市駿河区のイタリア料理店では、パスタなどに欠かせないオリーブオイルが高騰しています。
<Ristorante Spezie 瀧 秀樹オーナーシェフ>
「もともと使っていたオリーブオイルは2倍(の値段)になっていて品質は落とさないように探している状態でも、価格的には1.5倍くらいになっている。なかなかつらいっていうのが正直なところ」
オリーブオイルの高騰だけでなく、パスタの麺や乳製品などほとんどの仕入れ値が2~3年前と比べ2倍以上の値上がり。すべての食材で品質は落とさず価格を抑えられるようにと、ほかの商品を探しているものの、努力には限界があります。
<Ristorante Spezie 瀧 秀樹オーナーシェフ>
「うーん…ちょっとね。値段を上げないよう結構頑張っているけど、ここまで来ちゃうとどうしても、少しお客さんにも協力していただく形になると思う」
帝国データバンクによりますと、2023年の値上げの品目数は22年と比べ約1.5倍から2倍に増加していて、早ければ9月に前年の品目数を上回るほど。10月には5000品目以上の値上げが控えていて、年間では3万品目超えが予想されています。
静岡市内のスーパーでは、値上がりする商品にもお得な工夫をしていて、値上げ疲れの客を癒やす取り組みをしています。
<田子重西中原店 増田克己店長>
「こちらカレー売り場です。7月には値上げします。きょうはカテゴリー割引といって、カレールウが10%引きとなります。1週間のカレンダーがあって、お買い得情報ということで定期的にやっている」
特売はほかにも。
<田子重西中原店 増田克己店長>
「毎週水曜日と土曜日に対象商品ですが、3割引きをやっています。ただ、値上げしただけだと客の購買頻度が下がってしまうので、特売日を設けることでたくさん買っていただく」
前年を超える熱気を帯びたこの夏の値上げ。提供する側の工夫をうまく利用して乗り切る必要がありそうです。
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