青森県十和田市で地域おこし協力隊員の新たな活動がスタートします。山形県出身の男性に託された使命は名産「十和田湖ひめます」のブランド発展です。

新たに地域おこし協力隊員に任命されたのは山形県出身の久松雄陽さん22歳です。4日は小山田 久市長から辞令が交付されました。

※十和田市・小山田 久市長
「組合の方がこれから本当にどうしようと考えていた矢先に(久松さんに)応募していただいた」

久松さんに託されたのは「十和田湖ひめます」のブランド推進活動です。魚の研究をした高校時代や水産事業所で働いた経験を生かしてヒメマス漁や資源管理の任務を担います。

※十和田市地域おこし協力隊に任命 久松雄陽さん
「水産高校で得たことを生かしたいなと思っていたので、マスや魚の増殖に携わりたいと思っていた」

最盛期の1983年には60トンの漁獲量を誇った十和田湖を代表する水産資源「ヒメマス」。漁獲量が安定しないことが課題で十和田湖増殖漁協による水温管理や稚魚の放流を行ってきました。2020年からの3年間の漁獲量は7トンほどに留まっているほか、20年前に60人ほどいた漁師も現在は28人に減っています。

※十和田市農林商工部とわだ産品販売戦略課 櫻田 功課長補佐
「近年魚の取れる量が減りまして、それに伴って漁師さんも高齢化・減少もありまして、こういった供給に携わる状況が危惧されていますので、こちらを挽回していきたいという思いで募集しました」

「十和田湖ひめます」が地域団体商標に登録された2015年にはブランドを推進する協議会も立ち上がり「ヒメマス」が観光資源として果たす役割は大きくなっています。久松さんは隊員として最大3年間の任期をブランド発信に捧げます。

※十和田市地域おこし協力隊に任命 久松雄陽さん
「任命していただいたからにはもっとがんばらなきゃなとは思いました」

20世紀初頭から名産として親しまれてきた十和田湖のヒメマス。県外からの新たな視点も加わり地域の資源を守る取り組みが続いています。