大分市内にあるJR高城駅など4つの駅が1日から無人化されました。最初の平日を迎えた3日朝の様子や今後の対応についてお伝えします。

(糸永記者)「大分市内4つの駅が無人化されて最初の平日となりました。1日に1400人が利用する高城駅も新たに無人駅となりました」

7月1日から無人化されたのはJR日豊本線の高城駅、大在駅、坂ノ市駅。豊肥本線の中判田駅のあわせて4駅です。

このうち、高城駅では3日朝の通勤・通学ラッシュの時間帯に大きなトラブルは見られませんでした。

JR九州は2018年から市内の駅を無人化する計画を進めていて、今回の無人化により7駅が無人駅に。鶴崎駅は駅員のいる時間帯が短縮されました。

無人化された駅にはカメラやインターホンを使って乗客に対応する「スマートサポートステーション」のサービスを導入。7月14日までは臨時の係員を配置し、使い方の案内を行います。駅員のいる光景がなくなったことに利用客はー。

(利用客)「定期券がうまくいかなかった時に駅員がいないと困る時はある」「トラブルが起きてしまったら、すぐ駅員さんに相談できないのは少し懸念」

こうした住民の不安解消につなげようと、大分市は鶴崎駅を含む5つの駅で構内の案内や利用者の見守りをする人員を新たに置く予算案を市議会に提出。事業費は500万円で可決されれば外部に委託し、10月末まで平日の午前7時から9時まで配置されることになります。