ロシア海軍の総司令官が中国を訪問し、李尚福国防相と会談しました。

両国海軍の協力を強化したい考えで一致したということですが、ロシア側がプリゴジン氏の反乱などについて説明を行った可能性があります。

中国国防省によりますと、李尚福国防相は3日、北京を訪問しているロシア海軍のエフメノフ総司令官と会談しました。

発表によりますと、会談で李国防相は「両国の海軍が意思疎通を強化し、合同演習やパトロールの定期的実施により専門分野での協力を拡大し、世界平和に貢献することを希望する」と強調。エフメノフ氏も「両軍の関係を引き続き新たなレベルに引き上げることを望む」と述べたということです。

会談では、ロシアで起きた民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏による反乱や、ウクライナ侵攻でロシア軍の副司令官を務めるスロビキン氏が拘束されたとされることなどについて、ロシア側から説明が行われた可能性があります。

西側諸国がロシアや中国に対する包囲網を強める中、今回の会談で両国の軍事的結束をアピールした形です。