■競泳・早慶対抗水上競技大会(2日・東京アクアティクスセンター)

競泳日本代表の渡辺一平(26・TOYOTA)が2日、母校・早稲田大学と慶應義塾大学の対抗戦に出場。100m平泳ぎで1分00秒86をマークし、世界選手権前最後のレースを終えた。

4年ぶりに観客を入れて開催された伝統の一戦“早慶戦”。応援団やブラスバンドも駆けつける賑やかな雰囲気の中、競泳・飛込・水球の3競技が行われた。

世界選手権(7月・福岡)、アジア大会(9月・中国 杭州)の代表に選出されている早稲田大4年・田中大寛(22)は、200m自由形で1分49秒73の大会新記録をマークし、日本代表の貫禄を見せつけた。

また今大会は、2週間後に迫った世界選手権に向け、日本代表選手の一部もオープン参加。早稲田大OBの渡辺は強度の高いトレーニングを積んでいる中、100m平泳ぎで1分00秒86をマークした。

レース後「世界記録を持っていた2017年の自己ベストを更新したい」と世界選手権に向け闘志を燃やした渡辺。「早慶戦が有観客に戻り、そこにチームJAPANとして出させてもらって、早稲田のOBとして感慨深い。世界選手権を楽しみに応援してほしい」と母校や対抗戦への思いも口にし、迫る大舞台を前に気持ちを新たにした。