1日まで続いた大雨で山口県内では1人が死亡1人が行方不明となるなど大きな被害が出ています。

美祢市では行方不明者の捜索がけさから行われました。

捜索は山口県警の機動隊など120人態勢で水があふれた厚狭川沿いで行われました。

1日未明JR四郎ケ原駅付近で、トラックや乗用車など合わせて7台が冠水しこのうち軽自動車の運転手と連絡が取れなくなっています。

現場では川のそばを走る県道におとなの腰の高さまで水があふれ発見時車の窓が開いていたことから運転手が窓から外に出たのではないかと見られています。きょうはヘリコプターも出動し、空と陸の両方から捜索が行われていますが今のところ見つかっていません。

また、周辺の住宅では水や泥で汚れた家財道具を外に運び出し、家の中にたまった泥を洗い流す作業が行われていました。

被災した家の人
「(家財道具が)家の中でとどまってるからでも、ズタズタですよね
もうとるものは何にもないですそれこそ見ていただいたら分かるように先祖の遺影くらい」

多くの人は避難していて無事でしたが家財道具の多くは使い物にならないということで住民らの復旧活動はまだまだ続くとみられます。

今回の大雨でJR美祢線は南大嶺と四郎ヶ原駅の間で第六厚狭川橋梁が倒壊したほか複数の場所で線路の下の土砂が崩れるなどして全線で運転見合わせとなっています。

JR西日本によりますといまのところバスによる代行輸送は4日から計画されています。