地域の防災力を高めようと新潟県加茂市で2日シンポジウムが開かれ、参加者からは「普段からの地域づくりが災害時の助け合いにつながる」といった声が聞かれました。

加茂市で開かれたシンポジウムのテーマは「自主防災」についてです。2日は防災や地域づくりに詳しい長岡技術科学大学の上村靖司教授が登壇し、「災害時は地域住民一人一人が主体的に活動していくことが大切」と述べました。


【参加者】
「これから組織を立ち上げるにあたって参考になる事項がたくさんありましたので」


災害時に備え、住民が自治会単位などで取り組む「自主防災組織」は県全体で87%(2022年度)を超えていますが、加茂市は2023年4月現在で13.1%にとどまっています。これを受け、加茂市の藤田明美市長は4年前から自主防災組織の強化を図っています。


加茂市は今後、約30年ぶりに市民が参加する防災訓練を実施するとしています。