■バレーボールネーションズリーグ(VNL)2023女子予選ラウンド・第3週タイ大会(日本時間2日、タイ・バンコク)
世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグ女子大会。日本(世界ランク7位)はタイラウンド最終戦で、前回女王のイタリア(同2位)と対戦し、セットカウント1-3(23-25、23-25、25-17、22-25)で敗れた。上位8チームによって争われるファイナルラウンドへの進出が決まっている日本は、通算成績7勝5敗で予選ラウンドを終了した。
この日のスタメンは古賀紗理那(27)、長岡望悠(31)、井上愛里沙(28)、宮部藍梨(24)、関菜々巳(24)、山田二千華(23)、リベロ西村弥菜美(23)が選ばれた。
世界ランクを7位に戻した日本は長岡、宮部が先発。立ち上がりは関のサーブで崩し、長岡のブロックで先取点をあげると、効果の高いサーブで優位に試合を運ぶ。ところが8-3から3連続失点、10-8からは最高到達点330cmを誇るヌワカロールの強打を含む4連続失点で逆転を許す展開。そこからは競り合ったが、二段トスを力強く打ち切るイタリアに対し、19-18から今度は5連続失点を喫した。その後はリリーフサーバーで登場した石川真佑(23)のサービスエースや古賀のブロックで追いすがったが、わずかに届かず第1セットを落とした。
第2セットもイタリアのミスや井上のサービスエースで8-5とリード。宮部のクイックなどで得点するが、じりじりと追い上げられると、19-17からまたも4連続失点で逆転されてしまう。長岡の鮮やかな強打も決まったものの、最後はラリーを奪い切れずヌワカロールに打ち込まれ、このセットも2点差で失った。
第3セットは福留慧美(25)や石川、和田由紀子(21)らが入ってスタート。立ち上がりこそ走られたが、すぐに追いつくと7-9からは長岡のバックアタックを皮切りに、宮部のブロックやクイック、関の連続サービスエースなどで17-9まで一挙10連続得点。イタリアも意地を見せて追い上げたが、最後は山田がブロード攻撃を決めてセットを取り返した。
第4セットも序盤でリードを許したが、長岡や宮部の連続ブロックで9-9と追いつき、さらに福留のカバーから石川がポイントを奪うなどして13-11とリード。しかしそれ以上差は広げられず、22-21からは粘るイタリアにラリーから4連続得点を許し、22-25でこのセットを落として敗れた。
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。予選ラウンドを通過した日本は、13日からアーリントン(アメリカ)で行われるファイナルラウンドに挑む。
※世界ランキングは試合前時点














