■バレーボールネーションズリーグ(VNL)2023女子予選ラウンド・第3週タイ大会(日本時間1日、タイ・バンコク)
世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグ女子大会。日本(世界ランク8位)はタイラウンド第3戦でタイ(同14位)と対戦し、セットカウント3-0(25-18、25-22、25-20)で勝利。通算成績を7勝4敗とし、上位8位以内のチームが争うファイナルラウンドへの進出を決めた。
ポーランドに抜かれて世界ランクを8位に落とした日本。この日のスタメンは古賀紗理那主将(27)、関菜々巳(24)、石川真佑(23)、山田二千華(23)、林琴奈(23)、荒木彩花(21)、リベロ西村弥菜美(23)が起用された。
大歓声が響くなか、完全アウェーでの一戦となったが、立ち上がりから山田や古賀がスパイクを決めてラリーを奪っていく。関や荒木のサービスエースも決まり、15-7と大きくリードを広げた。タイに連続得点を奪われる場面もあったが、日本も古賀の活躍などで突き離し、セットを先取した。
第2セットも林の強打や相手ミスで5-2と先行したが、日本にミスが続いて追いつかれると、そこからは競り合いに。中盤にはブロックで着地した際に荒木が足を負傷してしまい、代わって入澤まい(24)がコートへ。その入澤のサービスエースもあったが、17-17まで接戦が続いた。しかし、そこから山田のブロード攻撃やブロックなどで連続得点に成功すると、古賀のサーブでタイのレシーブを乱して流れに乗り、このセットも奪い取った。
第3セットは序盤から一進一退の展開となった。タイはラリー中でも時間差攻撃などを絡めてくるが、途中で負傷退場が相次ぎ、メンバーを入れ替えながらの戦いに。それでもタフに攻めてくる相手に対し、日本はつなぎから林や石川、古賀らの攻撃で得点を重ねた。マッチポイントからは古賀がこの日3本目のブロックを決め、ストレートで勝利を飾った。
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。
日本は次戦、2日の予選ラウンド最終戦で世界ランク2位のイタリアと対戦する。ここまで日本と同じく7勝4敗のイタリアは、オポジットのヌワカロールに要注意。身長は179cmながら、男子並みのジャンプから強打を放ってくる。
※世界ランキングは試合前時点














