株主
「率直に驚いたのが素直な気持ち」
「社長の力が必要だと思っていたので、非常にショック」
一様に「ショックで驚いた」と話す個人株主たち。その理由は、国交省OBを排除した社長の異例の“解任”劇でした。
記者
「先ほど、空港施設の株主総会が行われ、乗田社長の再任が否決されました」
民間企業の「空港施設」。きょうの株主総会で、乗田社長の再任が反対多数で否決されたのです。
「空港施設」では去年、国交省の元事務次官が国交省のOBを次の社長に据えるよう要求をしていたことが発覚。その天下り要請をはねつけたのが、乗田社長だったのです。
なぜ解任されたのか。大株主の日本航空とANAの動向がカギを握っていましたが…
ANAホールディングス
「乗田氏の再任に反対しました。人心を一新すべきと考えております」
日本航空
「議決権行使に関しては、回答を控えさせていただきます」
人事介入問題を調査した八田進二氏は、この問題への対応が再任否決の引き金になったのではないかと指摘します。
独立検証委員会 八田進二 委員長
「大株主が持っている株主権の乱用。乗田氏が再任されなかった正当な理由が何なのか。少数株主に対して、ちゃんと説明すべき責任がある」
国交省OBの天下りを排除し、人事の透明性を確保しようとした乗田社長の異例の解任劇。
空港施設は先ほど、取締役会で後任の社長を決めたと明らかにしていて、まもなく開示するとしています。
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