6月29日は岩手県が制定した「平泉世界遺産の日」です。この日を広く知ってもらおうと盛岡市でPRキャラクター「ケロ平(ひら)」の生誕10周年を記念したイベントが行われました。

 ケロ平は、平泉町の柳之御所遺跡から出土した木片に描かれていたカエルの絵をモチーフにしたキャラクターで、2013年の誕生から世界遺産平泉のPRに尽力してきました。
 仏教の中でも浄土思想の考え方に基づいた寺院や庭園で構成される「平泉」は、2011年6月に世界文化遺産への登録が正式に決定。県は3年後の2014年に登載された6月29日を「平泉世界遺産の日」と制定しました。
 誕生日が「6月29日」に設定されているケロ平はJR盛岡駅で行われたイベントに参加し、「平泉世界遺産の日」と「生誕10周年」をPRしました。

(ケロ平の声を通訳)
「去年まではコロナ禍で皆さんに会えなかったが今年はたくさんイベントに呼んでもらえて会えてとても楽しいと言っている」

 イベントでは生誕10周年を記念したグッズや、平泉町のほか一関市、奥州市が産地のリンドウ「いわて夢あおい」が駅の利用客にプレゼントされました。

「たくさん見ることがあってケロ平も日ごろ毛越寺で散歩しているのでぜひ会いに平泉へ来てほしい。待ってるケロ~」

 世界遺産登録から12年、そして誕生から10年、「ケロ平」はこれからも世界遺産平泉の魅力を発信しつづけます。