食卓で欠かせない野菜。今、高値が続いているのがキャベツです。
これは6月の大雨の影響で、価格は例年の2倍近くにもなっています。

様々な野菜がずらりと並ぶのは山梨県甲斐市中下条にある「とみや青果店」です。
今、値段が跳ね上がっているものがあるといいます。

とみや青果店 大森功さん:
極端な高さになったのはやっぱりキャベツでしょ。

とみや青果店ではこの時期は例年1玉150円から200円で販売しているキャベツが、先週は300円と2倍近くに値上がりしました。29日も280円と高値が続いています。

買い物客:
買うのにちょっと手が出しづらくなっちゃいますね。他に切り替えて何かメニュー考えるとかにしますね。

キャベツの価格が上がった要因は、6月に入って発生した2つの台風と大雨です。

大森功さん:
(水分を)吸い過ぎるとここに病気が出て溶けてくる。雨を吸い過ぎると傷みやすい。

6月はキャベツを出荷する地域が平地から高冷地に移る時期で、もともと出荷量が少ないことに加え大雨の影響で収穫量が減ってしまったということです。

大森功さん:
(キャベツは)これから平地から高冷地に移ってくる。そうすると量も出てくるから天気さえ良ければ安定した値段になってくるんじゃないかなと思います。

一方で高冷地の出荷がすでに始まっていたレタスは例年より1割程度安い他、県産のたまねぎやキュウリなどの価格は安定しているということです。