ブラジルなど15か国の行政関係者が甲府市を訪れ、二酸化炭素を出さない水素エネルギーの製造技術を視察しました。

視察はJICA=国際協力機構が、脱炭素社会に関する日本の先進事例を開発途上国に紹介するもので、ブラジルなど15か国の担当者が参加しています。

視察団は甲府市の米倉山にある電力貯蔵技術研究サイトを訪れ、山梨県が実証実験を行っている再生可能エネルギーで水素を製造するP2Gシステムを見学しました。

施設では、県の担当者が「P2Gシステムでつくるグリーン水素は製造時と使用時に二酸化炭素を排出しない特徴があり、工場の熱源など幅広い場面で活用できる」などと説明し、山梨発の先進技術をPRしていました。

ブラジルからの参加者:
日本は資源がないにもかかわらず脱酸素が進んでいることにとても驚いた。

ボスニア・ヘルツェゴビナからの参加者:
私の国では水素エネルギーの事例がないので日本にならって取り組みたい。

一行は7月21日まで国内のエネルギー関連施設などを視察するということです。