東日本大震災で被災した気仙沼市唐桑町の小鯖地区と鮪立地区を結ぶ市道にある小鯖トンネルが貫通し28日、記念式典が行われました。

貫通したのは気仙沼市唐桑町にある市道小鯖鮪立線の小鯖トンネルです。28日は、施工業者や市の関係者らが出席して記念の式典を行い貫通を祝いました。

市道小鯖鮪立線は小鯖地区と鮪立地区を結ぶ幹線道路で、幅が狭く2008年度から改良工事が行われてきました。その後、震災で被災し災害時の避難道路などとしても活用できるよう防潮堤と一体的に整備が行われています。

小鯖トンネルは5月から掘削が行われてきたもので、長さ55メートル、幅は9メートルです。

小鯖自治会 伊藤真也会長:
「工事終了まで安全に作業して、無事作業が終了することを祈っている。安心できる生活に100パーセント戻れるように努力していきたい」

小鯖トンネルでは今後、舗装や排水設備などの工事が行われます。開通は2025年度末の見通しです。