ウクライナ政府が、ロシアによって破壊された鉄道網の再建に向けて日本の新幹線システムを導入したいと伝えてきていることがわかりました。

官邸幹部によりますと、復興に向けた話し合いの中で、ウクライナ側から日本に対し、ヨーロッパに行ける鉄道網を整備するため、新幹線システムを導入したいとの要望があったということです。

現在、ウクライナの鉄道のレールの幅は日本やヨーロッパの鉄道よりも広いものが使われています。これが人や物資をスムーズに輸送する妨げとなっていることから、ウクライナ側はヨーロッパとレール幅を統一する意向を示しているということです。

今月、ウクライナの副首相も参加して行われたG7交通大臣会合でも議題となったということで、G7は「国境を越えた連結性を強める意志を再確認する」との共同宣言を出していました。