円安が進んでいます。1ユーロ=157円台をつけ、15年ぶりの円安水準を更新しました。輸入食品の値上がりで家計負担は一段と膨らんでいます。
ヨーロッパワインなどを販売する都内のワインショップ。円安ユーロ高の影響で最大2割ほど値上げしています。
そごう・西武 フード担当 小島裕也さん
「こちらのフランスワインは、昨年と比べて1000円ほど値上がりしています。値上げをしているからこそ、客がしっかり商品を選びたいという傾向が多く見られる」
先月から新たに試飲コーナーを設置。セット販売も活用し、売上は伸びているといいます。輸入ワインの値上げの大きな要因は「円安」です。
記者
「1ユーロ=157円台と、15年ぶりの水準です」
円安ユーロ高は先ほど1ユーロ=157円台をつけ、リーマンショックの2008年以来の水準に。ドルに対しても7か月ぶりの円安水準です。
足元で続く円安傾向を鈴木財務大臣はけん制しました。
鈴木財務大臣
「急速で一方的な動きも見られる。行き過ぎた動きに対しては適切に対応する」
続く円安。背景にあるのは、欧米と日本の対照的な金融政策です。
欧米では物価高を抑え込もうと利上げを続けていますが、一方の日銀は…
日銀 植田総裁
「粘り強く金融緩和を継続していく」
2%の物価安定目標の達成には「なお時間がかかる」として、大規模な金融緩和の継続を決めました。
金利を「引き上げる」欧米と、「上げない」日本。政策の方向性の違いが金利差をさらに拡大させるとの見方から円安が進んでいるのです。
日銀 植田総裁
「(Q.円安による物価高の国民負担をどう考えるか)国民の大きな負担になっていることは強く認識している」
植田総裁は国民の負担を認めつつも、当面いまの金融政策を続ける姿勢です。
ただ、このまま円安が続けば、物価高による家計負担も続くことになります。
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