Aコープ閉店後を見据えた動きです。
9月の閉店以降も、引き継ぎ先が見つかっていない鳥取県倉吉市の「Aコープせきがね店」の地元では、住民が主体となって買い物バスツアーなどを企画、実施に向けた取り組みを進めています。


記者 齊尾和之
「倉吉市関金町です。Aコープ閉店の決定を受け、地元住民が主体となって、買い物環境維持のための取り組みが進められています」

買い物バスツアーなどを企画しているのは倉吉市の関金地区振興協議会です。

JA鳥取中央 栗原隆政 組合長(当時)
「苦渋の決断ではありましたが、決断し、理事会に提案し、承認をいただいたところ」

今年2月、JA鳥取中央は経営不振などを理由に県中部のAコープ全4店舗の閉店方針を発表。その後、せきがね店の閉店は9月26日に決まりましたが、現在も引き継ぎ先は決まっていません。

関金地区振興協議会 牧田皓司 会長
「ずっと使い慣れているし、特に、高齢者の独居の方は本当に困るという切実な声がいっぱい届いた。」

Aコープせきがね店と同規模で生鮮食品を扱うスーパーは現在、旧町内にはなく、マイカーなどの移動手段を持たない高齢者にとっては死活問題です。

協議会が行った住民アンケートでは9割が閉店後困る、または今後困ると回答しています。

関金地区振興協議会 牧田皓司 会長
「わたしたちなりに、できる方法を検討してまいりました」

閉店後の支援策として、協議会は市内のスーパーなどを回る月2回の買い物ツアーと地元コンビニで商品を買い、自宅まで届ける買い物代行を企画し、実施が決まっています。

倉吉市 広田一恭 市長
「バスの提供を検討しているであるとか、提案に基づいて市としては、できる限りの協力はしていこうということで、調整をしつつあるところ」

買い物支援の実施に向けて倉吉市は市のマイクロバスを貸し出すなど、全面的な協力を表明しています。

地元住民
「バス停に行くまでが大変なので、買い物ツアーは遠慮すると」

27日の会では、支援実施についての課題などが参加者から出され、今後も地元住民のニーズを継続的に吸い上げていくことが確認されました。

関金地区振興協議会 牧田皓司 会長
「お互いが助け合って生きていかないといけませんし、やはり共助が必要です」

市は今後も、県などと連携して、店舗の引継ぎ先も含めた、買い物環境維持のための取り組みを進めていくとしています。