インドとアメリカが、中国を念頭に軍事面などでの連携強化で合意したことを受け、中国政府は「第三国を対象にすべきではない」とけん制しました。

インドのモディ首相はアメリカに国賓として招かれ、バイデン大統領との間で中国を念頭に、▼インド戦闘機のジェットエンジンの共同生産、▼アメリカの無人航空機の購入など、軍事面などでの連携強化で合意しました。

中国外務省 毛寧報道官
「国と国の間の軍事協力は地域の平和と安定を破壊すべきではない。また、第三国を対象としたり、第三国の利益を損害すべきではないと中国は一貫して認識している」

一方、中国外務省の毛寧報道官は26日の記者会見でこのように述べ、接近するアメリカとインドをけん制。「関係国家が地域の相互信頼の増進や安定の維持に有益となることを希望する」と主張しました。