富山県出身の俳優で、高志の国文学館の室井滋館長が26日、館長就任後初めて記者会見を開き、文学館をいろんな人が集うサロンのような場にしたいと意気込みを語りました。

ことし4月に高志の国文学館の館長となった室井滋さん。今後、3か月に1回のペースで記者会見を開いて、文学館の魅力を発信していきたいと話しました。

記者:「3か月に1回…」

室井滋館長:「多いですか?すいません(笑)」「とにかく今一所懸命に動いてどんどんどんどん動かしていろんなことができる状態にしてますよということを発信するべきだし、いろんなことをやっているから今度富山行ったら行ってみんまいけ、みたいな風になるといいなと私は思っています」

室井館長はこの日、館長と作家の公開対談や館長とゲストによる朗読など新たなイベントを次々と発表。「文学館がみなさんにとってのサロンのような場になるために企画を増やしていきたい」と意気込みを語りました。

現在開催中の企画展では、自宅のパソコンなどで展示を楽しめるバーチャルな鑑賞体験を初めて提供する予定で、様々な方法で文学の魅力を伝えていきたいとしています。

文学館の昨年度の来館者数は7万人あまりで、コロナ前の年間10万人の水準に戻すのが当面の目標です。