■プロ野球 DeNA 5ー3 阪神(25日・横浜スタジアム)
DeNAは3-0から一時1点差に追いつかれたが、中盤に追加点を挙げリードを守り切った。チームは首位攻防戦で阪神に同一カード3連勝。38勝26敗1分で貯金は今季最多12。これで最大6.5ゲーム差あった阪神との順位が入れ替わり、5月12日以来44日ぶりの単独首位に浮上した。さらに本拠地での阪神戦は昨年6月28日の勝利から13連勝となった。
今季8度目の先発・バウアー(32)は、6回1/3(114球)を投げ、7安打3失点。打線の援護もあり今季5勝目を挙げた。6月は自身4連勝。山﨑康晃(30)がリーグトップの17セーブ目。打線は宮﨑敏郎(34)が3安打1打点の猛打賞で、打率.378に上昇。佐野恵太(28)は2本のタイムリーで2打点をマークした。
阪神戦は来日初登板となったバウアーは、立ち上がり1死から近本にヒットを許すが、続く前川をスライダーで空振り三振、大山を力のあるストレートで左飛に打ち取った。2回は1死から森下への四球、梅野のヒットで一・二塁とするが、小幡を三直、才木には155キロを超えるストレートで攻め右飛に抑えた。
打線は阪神先発の才木に対し、1回は3者凡退。2回は1死から宮﨑がライトフェンス直撃の二塁打で出塁。続くソト(34)がレフトへのヒット、森敬斗(21)が粘って四球を選び1死満塁に。ここで伊藤光(34)がライトへの犠牲フライを放ち、宮﨑の本塁激走でDeNAが先制。3回は先頭・関根大気(27)のヒットと桑原将志(29)の四球で一・二塁とすると、佐野のタイムリー、牧秀悟(25)の犠飛で3-0と試合の主導権を握った。
援護を受けたバウアーは、3回は2死で前川に死球を与えたが、大山を空振り三振でガッツポーズ。4回は3者凡退に抑えたが、5回は先頭の小幡にヒットを許すと、才木のバントと近本への四球で2死一・二塁に。ここで前川、大山の連続タイムリーで2点を失い、3-2と1点差に迫られた。
だが5回の打線は、2死から牧がセンターへの二塁打で出塁すると、続く宮﨑がタイムリーを放ち4-2と貴重な追加点を挙げた。さらに6回は阪神2人目・石井を相手に、先頭の伊藤がヒットを放つと、バウアーのバントで二塁へ。続く関根もヒットでチャンスを作り、2死一・三塁から佐野がこの日2本目のタイムリーを放ち5-2とリードを広げた。
6回は3者凡退に抑えたバウアーは、3点リードの7回、先頭の代打・ノイジー、中野に連打を許し無死二・三塁のピンチを招くと、近本の遊ゴロ間に1点を奪われ5-3。バウアーは続く前川に四球を与えたところでマウンドを降りた。
1死一・二塁で引き継いだウェンデルケン(30)は、大山を遊直、糸原には四球で2死満塁としたが、最後は森下を見逃し三振に仕留め追加点を阻止した。
終盤8回は伊勢大夢(25)がマウンドに上がり、梅野を空振り三振に仕留めると、小幡を左飛、ノイジーも空振り三振で3者凡退に。前回19日(日本ハム戦)で2失点降板から立て直した。9回は山﨑が3人で締めリードを守り切った。














