第一次世界大戦中に、大分市内の捕虜収容所で亡くなったドイツ兵の子孫が県桜ヶ丘聖地を訪れ、花を供えました。

ドイツ大使館の武官カルステン・キーゼヴェッター大佐は24日、大分市志手にある県桜ヶ丘聖地を訪れました。

大佐の曾祖父の弟は第一次大戦中に日本軍の捕虜となり、大分市金池にあった捕虜収容所で1917年に亡くなりました。8月に任期を終えて、ドイツへ帰国するのを前に大佐は墓地の管理者などこれまでに大分で縁のあった人たちに感謝の気持ちを伝え一緒に花を供えました。

墓参りを終えたキーゼヴェッター大佐は「毎回来るたびに墓を掃除して綺麗な状態に維持する努力に驚かされます。またいつか会いましょう」と話し、交流してきた地元の人たちとの別れを惜しんでいました。