2021年11月、アメリカ軍三沢基地所属のF16戦闘機が青森県深浦町に燃料タンクを投棄した問題で、本来、軍側が非公表とする調査結果のほか、住宅近くに落下したことに遺憾の意を表明していることが青森県に示されました。
東北防衛局の市川道夫局長は、県庁を訪れ、三村知事らにアメリカ軍が設置した安全調査委員会の調査結果を説明しました。
この問題は、2021年11月、アメリカ軍三沢基地所属のF16戦闘機1機が飛行中、エンジンの出力が下がり、深浦町の住宅の近くなどに燃料タンク2個を投棄したあと、青森空港に緊急着陸しました。
22日の説明では、パイロットは手順通りに行動したものの、タンクの落下地点を明確に予測できなかったことなど本来アメリカ軍が非公表とする調査結果の一部が開示され、軍側が、居住地区に落下したことに遺憾の意を表明していることが伝えられました。
※三村申吾知事「二度とこのような事案が発生しないよう再発防止対策に万全を期していただきたい。(米軍が調査内容を)伝えてきて、なおかつ遺憾の意を表明しているということについてはやはり私としては強く意識する」
東北防衛局は、燃料タンクが投棄された現場の補償について引き続き対応してくとしています。














