緊張関係が続く中、5年ぶりにアメリカの国務長官が中国を訪問しました。バイデン大統領は「正しい道を進んでいる」と述べましたが、果たして両国の「本音」は?
きのうの中国・北京。習近平国家主席が、アメリカのブリンケン国務長官を待っている様子をアメリカメディアが撮影していました。少々、落ち着かないようにも見えます。そして…
ブリンケン国務長官が現れ、握手。両者は準備された席に向かい、会談を開始しました。5年ぶりとなったアメリカ国務長官の中国訪問を両国はどう見たのでしょうか。
記者
「こちらは今日の環球時報です。一面にはブリンケン国務長官が、習近平国家主席と面会したというニュースがきています」
中国共産党系の国際紙「環球時報」は、「次はアメリカの信用度が試される時だ」と題する社説を掲載。「訪問が米中関係の前向きな進展につながったことは確かだ」としつつ、「多くの問題で意見の食い違いがあり、どのように前進していくかがカギだ」と指摘しています。北京市民は…
北京市民
「(米中は今後も)やはり対抗するでしょう。アメリカが中国をターゲットにしないことはない」
「平和に向けたシグナルだ。交流はできたでしょう」
一方、アメリカでは…
アメリカ バイデン大統領
「ブリンケン国務長官は素晴らしい仕事をした」
と、ブリンケン氏を称賛。米中関係については「正しい道を進んでいる」と述べました。
アメリカメディアはこう評価しました。
ニューヨーク・タイムズ
「米中双方が関係再建に向けた道を模索すると同時に、それぞれの核心的な問題では譲らない姿勢を示した」
ウォール・ストリート・ジャーナル
「限定的ながら確かな成功を収めた」
また、ワシントンポスト紙は「米中関係の負のスパイラルは、少なくとも止められるかもしれない」と指摘しています。
「数十年で最悪」とも言われるアメリカと中国。「正しい道」を進んでいるのでしょうか。
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