漁はピークを過ぎ、終盤をむかえている富山湾のホタルイカ漁。ことしの漁獲量は例年の3割に届かず記録的な不漁となったことがわかりました。

解禁初日の3月1日、滑川沖での水揚げはわずか59匹と過去10年間で最少。1匹300円の高値で店頭に並ぶなど価格も高騰しました。

富山県水産研究所によりますと、過去10年間の平均漁獲量が1467トンなのに対して今シーズンは先月下旬までに418トンしか水揚げされなかったということです。これは例年のわずか28%です。

不漁の要因について、富山県水産研究所は日本海側全体で資源量が減った可能性や水温や海流の影響で富山湾に入ってくるホタルイカの数が少なかった可能性が考えられるとしています。