北朝鮮が朝鮮労働党の中央委員会拡大総会で、金正恩総書記が演説したと報じていないことについて、韓国統一省は「非常に異例」だとし、衛星の打ち上げ失敗が影響しているとの見方を示しました。

北朝鮮の国営メディアは、朝鮮労働党の中央委員会拡大総会が開催されたとけさ報じましたが、金総書記が演説を行ったとは伝えていません。

これについて韓国統一省は「非常に異例」だとし、先月末の「軍事偵察衛星」の打ち上げ失敗が影響しているとの見方を示しました。

韓国統一省報道官
「衛星打ち上げが失敗し、経済など打ち出す成果がないという点で、(金総書記が)演説することは難しかった側面があると推定している」

統一省は、北朝鮮は今後も「主要なタイミングでの挑発を続ける」との分析を明らかにしています。