アメリカのブリンケン国務長官はバイデン政権の閣僚として初めて中国を訪問し、秦剛外相と会談しました。対立緩和の糸口はつかめるのでしょうか?北京から中継です。

ブリンケン国務長官は日本時間の午後3時半ごろから秦剛外相との会談に臨みましたが、その表情はかたく、カメラの前で交わされた会話は非常に短いものでした。

秦剛外相「北京で再会でき嬉しいです。フライトはどうでした?」
ブリンケン国務長官「良かったです」
秦剛外相「搭乗するのを見ました」
ブリンケン国務長官「ここまでにアンカレッジと東京を経由しました」

会談は午後5時半現在も続いているとみられます。内容はまだ明らかになっていませんが、台湾問題やウクライナ情勢などをめぐって意見が交わされているものとみられます。

2021年のバイデン政権発足後、閣僚による中国の訪問は今回が初めてです。ブリンケン国務長官は、滞在中、中国の外交トップ・王毅政治局員とも会談する見通しのほか、習近平国家主席との会談も模索されているとみられます。

国際社会で米中関係の悪化に懸念が高まる中、一連の会談で対立緩和の糸口をつかめるのか注目です。