ロシアによる砲撃により大けがを負ったウクライナの軍用犬が、ハンガリーで再出発です。
ハンガリーの首都、ブダペスト。警察官に撫でられているのは、イヌのランボー君です。よく見ると右耳を失っています。
ランボー君はもともと、軍隊で警戒や捜索を行う軍用犬で、ロシアによる侵攻が続くウクライナ東部の前線で兵士に同行していました。その後、砲撃により生死をさまよう大けがを負い、手術で一命をとりとめ、ブダペスト警察に引き取られました。
ブダペスト警察犬部隊 デスコ中佐
「訓練を行っていると、精神的な傷をかかえているであろうことに気がつきますし、今後のトレーニングの中でさらに見つかる可能性もあります」
訓練開始からわずか2週間ほどで、警察犬になるために必要な最低限の技術を身につけたというランボー君ですが、働く前に別の役割を与えられることになりました。それは、子どもたちや障害者、高齢者と接し、学んだ仕事を披露すること。
ランボー君の回復に携わった警察関係者は、「彼の存在を通して、けがをしたり、見た目が違っても、ほかの犬と同じように働くことができるのだと知ってほしい」と話します。
傷を負ったからこそ伝えられることがある。ランボー君の新しい「仕事」は始まったばかりです。
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