アメリカのブリンケン国務長官はきょうとあす、北京を訪問し、中国政府高官と会談します。米中の対立緩和につながるか、注目されます。

ブリンケン国務長官は北京で、中国外交トップの王毅共産党政治局員や秦剛外相と会談するものとみられます。

台湾問題やウクライナ情勢など、幅広い議題について協議する見通しで、ブリンケン長官は訪問を前に「競争が対立や衝突に陥らないようにするために、持続的な外交が必要だ」と強調しました。

一方、中国外務省は、おとといの記者会見で「両国関係に対する立場と懸念を表明し、自身の利益を断固守る」としています。

こうした中、バイデン大統領は17日、「数か月以内に習近平主席と会談できることを望んでいる」と述べて、対話の進展に期待を示しました。