南アフリカをはじめとするアフリカ7か国の代表がウクライナを訪問しました。ゼレンスキー大統領と会談し、和平仲介に向けた提案をするとみられています。

南アフリカのラマポーザ大統領やセネガルのサル大統領ら7か国からなるアフリカ諸国の代表団は16日、ウクライナの首都キーウや多くの民間人が虐殺されたブチャを訪問しました。

代表団はゼレンスキー大統領と会談し、和平仲介に向けた提案をするとみられています。

こうしたなか、ウクライナ軍はロシア軍がキーウ州方面で巡航ミサイルなどで攻撃を仕掛けたが全て撃ち落としたと発表。ただ、州警察は落ちてきた破片により7人がけがをしたと明らかにしました。

ウクライナのクレバ外相は、この攻撃について「“ロシアは平和でなく戦争を望んでいる”というアフリカへのメッセージだ」とコメントしています。

アフリカの代表団は17日にはロシアのサンクトペテルブルクでプーチン大統領と会談する予定です。

南アフリカのラマポーザ大統領は15日の声明でロシアとウクライナの紛争解決に向けて「和平プロセスの議論にアフリカの視点を提起する」と述べています。