温室効果ガスの排出・実質ゼロを実現しようと、長崎大学教育学部と九州電力長崎支店が包括連携協定を結びました。

6月14日に行われた締結式には、長崎大学教育学部の藤本登学部長と、九州電力長崎支店の下田政彦支店長が出席しました。

「カーボンニュートラル」とは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林や森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、温室効果ガスの排出を実質的にゼロにする考え方です。

協定では、カーボンニュートラルの社会の実現を目指し、知識や経験を持った人材を育成しようと、九電グループが主催するボランティア活動への学生の受け入れや、社員による講義などに取り組むとしています。

長崎大学教育学部 藤本登学部長:「知識を持ったり、あるいは、考え方・ものの見方を持ったりというのは非常に大事ですので、それを教員養成の段階で今回は企業さんと一緒に取り組んでいこうと」

九州電力長崎支店 下田政彦支店長:「(カーボンニュートラルは)非常にハードル高くてチャレンジングな目標でございますので、1人でも多く(人材を)育成していくことが大事であろうと」

九州電力が連携協定を結ぶのは、長崎県内では6例目で、このうち教育機関は、長崎鶴洋高校に続き2例目です。