アメリカの中央銀行にあたるFRBは、物価高を抑えるために1年あまり続けてきた金利の引き上げを見送りました。一方で、年内の追加利上げにも含みを持たせています。
賃金と物価が上がり続けてきたアメリカ。
中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、物価高を抑えるため、去年3月から急ピッチで利上げを続けてきましたが…。
FRB パウエル議長
「急速に高い水準まで利上げしたので、効果を見極めるため、利上げを見送るのが適切と判断しました」
14日に開いた金融政策を決める会合で、11会合ぶりに利上げを見送りました。
一時、9%を超えた消費者物価の伸び率が先月は4%まで落ち着いたためで、“今さらに利上げをすれば、金融不安が再燃するおそれがある”とも指摘しました。
ただ、物価高の大きな原因となっている賃金の上昇は5月も続き、“物価上昇は根強い”との警戒感も強調。年内に0.5%、追加の利上げをすることを示唆しました。
FRB パウエル議長
「会合のほぼすべての参加者が、年内にいくらか利上げをすることが適切と考えています」
追加の利上げをしたいものの、金融不安も気になり、いったん様子見を決めたパウエル議長。次回の会合は来月下旬に迫っていて、悩ましい日々が続きます。
これを受けてのマーケットの反応です。
きょうの東京株式市場では、日経平均株価は一時200円以上値上がりしました。
FRBが一旦利上げを見送ったことで、きょうも取引時間中のバブル後の最高値を更新。ただ、終盤にはこれまでの急上昇を警戒した売りも出て、16円の値下がりで取引を終えています。
もうひとつ、株価を支えたのが円安です。
きょうの外国為替市場では、1ドル=141円半ばを付けました。アメリカの追加利上げを意識して円が売られ、去年11月以来、およそ7か月ぶりの円安水準です。
こうした中、日本ではきょうから日銀の金融政策決定会合が行われます。今回は金融緩和を維持するとの見方が優勢ですが、円安がさらに進めば物価上昇につながりかねず、今後、政策修正の機運が高まる可能性もありそうです。
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