映画監督の中島貞夫さんが11日、肺炎のため、京都市内の病院で亡くなったことを、映画会社の東映が発表しました。88歳でした。
中島監督は1934年(昭和9年)8月8日、千葉県東金市出身。1959年に東京大学を卒業後、東映㈱に入社。京都撮影所に配属され、1964年『くノ一忍法』で映画監督デビューを果たし、『893 愚連隊』(1966年)『狂った野獣』(1976年)『日本の首領』三部作(1977年~)『新 極道の妻たち』(1991年)、『極道の妻たち 危険な賭け』(1996年)、『極道の妻たち 決着』(1998年)などの娯楽映画作品の監督として活躍しました。合わせて、テレビドラマの演出や脚本家としても多数の作品に携わっていました。また、2011年からは立命館大学映像学部客員教授を務めるなど、若手の育成にも尽力していました。
20年ぶりにメガホンをとった『多十郎殉愛記』(2018年)が映画監督としての最後の作品となりました。またその『多十郎殉愛記』の撮影現場を追ったドキュメンタリー『遊撃 / 映画監督 中島貞夫』(監督:松原龍弥)は2023年1月27日に公開されています。
葬儀は家族葬にて、すでに執り行われたということです。
【担当:芸能情報ステーション】














