ー12℃以下の寒気が上空に流れ込む　落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な激しい雨に注意　“警報級の大雨”の可能性も【３時間ごとの寒気の予想と発雷確率】（15日午前）

西日本や北日本では、１６日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な激しい雨に注意してください。※【写真】に３時間ごとの寒気の予想と発雷確率

１６日にかけて、西日本から北日本の上空約５５００メートルには氷点下１２度以下の寒気が流れ込む見込みです。このため、西日本から北日本では、大気の状態が非常に不安定となって積乱雲が発達し、雷を伴って激しい雨が降る所があるでしょう。

さらに、１６日には東日本から北日本の上空に寒気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となるおそれがあります。

【防災事項】（１６日にかけて）
●西日本や北日本の広い範囲で、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意
●発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努める
●降ひょうのおそれもあるので、農作物や農業施設の管理にも注意

関東甲信地方でも大気の状態不安定に　雨雲が予想以上に発達した場合には、警報級の大雨となる可能性

前線が南西諸島から伊豆諸島付近を通って日本の東にのびており、前線上の低気圧が南西諸島付近にあって、東北東へ進んでいます。この低気圧は、１５日夜には伊豆諸島付近に進む見込みで、前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。

また、１６日にかけて、東日本の上空約５５００メートルには氷点下１２度以下の寒気が流れ込む見込みで、伊豆諸島では１５日昼過ぎから夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となり、関東地方と甲信地方では１５日昼前から１６日夕方にかけて大気の状態が不安定となるでしょう。

【防災事項】（１５日昼過ぎから１６日夕方にかけて）
●雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み…土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒
●雨雲が予想以上に発達した場合には、警報級の大雨となる可能性
●落雷、突風に注意
●降ひょうのおそれもあるので、農作物や農業施設の管理にも注意
●伊豆諸島では竜巻などの激しい突風に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努める