楠浦湾(くすうらわん)で6月14日(火)赤潮が確認され、熊本県水産研究センターが八代海全域に赤潮警報を発令しました。

熊本県水産研究センターによりますと、赤潮の原因はシャットネラ属の植物性プランクトンで、海水1ミリリットルあたりから10細胞が見つかり、熊本県の警報発令基準値を超えたとして、赤潮警報が発令されました。

シャットネラ属は極めて有害で、微量の細胞数でも魚が死ぬ恐れがあり、2021年、八代海で発生した際には、ブリやシマアジが死ぬなど、およそ9100万円の漁業被害が出ました。

現在のところ、漁業への被害は確認されていませんが、熊本県は漁業関係者に対して、養殖している魚にエサを与えないなどの対策を呼び掛けています。