2021年、新型コロナワクチンを接種した後に死亡した男性の妻が宮城県に対し、ワクチン接種による健康被害の実態を調査するよう要望しました。

14日、県庁を訪れたのは宮城県大和町に住む須田睦子さんで、保健福祉部長らに要望書を手渡しました。

要望書を手渡す須田さん

須田睦子さん:
「(ワクチンが)リスクを伴うものである以上、ワクチンを促進するのと同じ情報量でワクチンの危険性を県民に伝えて頂きたい」

須田さんは、2021年10月、当時36歳だった夫・正太郎さんを2回目のコロナワクチン接種後に亡くし、国が、今年1月「因果関係は否定できない」とワクチン接種による健康被害を認めました。

須田睦子さん:
「夫のようにワクチンによって命を落とす被害者、私たちのように大切な家族を失う遺族を増やしたくありません」

要望書では、県に対しコロナワクチン接種後に死亡した人や後遺症を患う人の数や原因などの実態を調査し、その情報を県民に公表することを求めています。

須田睦子さん:
「ワクチンで命を落とす被害者をこれ以上、宮城県から出したくないという思いで要望書を出しました。接種の是非を県民がしっかり決められる情報提供を県をあげてしてほしい」

要望を受け県は、ワクチン接種被害について、国が管理している部分が多いとしながらも、より詳細な情報提供ができるよう努めていきたいとしています。