障がいのある人たちを支援しようと福祉財団が高知県安芸市の就労支援施設に助成金を贈呈しました。
助成金を贈呈したのはヤマト運輸の元社長が創設したヤマト福祉財団です。ヤマト福祉財団は心身に障がいのある人たちの自立と社会参加を支援していて、利用者の幸せにつながる取り組みをしている施設を対象に毎年助成金を贈っています。今年は全国66の施設に贈られることになり、このうちのひとつが安芸市の「こうち絆ファーム事業所TEAMあき」です。
こちらの施設では一般企業で働けない人や生きづらさを感じている人に、仕事のやりがいを感じたり地域社会との関わりを深めたりしてもらおうと、ナスの栽培から袋詰めまでを一貫して行っています。1か月の工賃は県の平均およそ2万円より多く、3万円を超えています。13日は利用者のさらなる工賃アップにつなげてもらおうと345万円が贈られました。
(ヤマト運輸主管支店 松崎繁 主管支店長)
「機械の購入や生産性があがるような取り組みに対しての機械の購入をしっかりしていただいて生産性をあげてお給金が上がっていただければ、やりがいにつながるのかなと」
こうち絆ファームは助成金を活用してトラクターなどの農機具を購入し工賃アップにつなげたいとしています。