◆あふれる感情、我が子を抱くことで少しずつ進む“気持ちの整理”

家族によりよい状態で対面してもらうため、助産師からの意見を取り入れて改良を続けています。

「寝せたときに頭が下がって血が上る、血がのぼって赤黒くなって顔色がよく見えないからここだけ傾斜を付けてほしいと。話し合った結果、1枚分中に敷けるものがあったらいいかなと」
佐賀大学医学部附属病院は4年前にエンジェルドレスを導入しました。抱っこできるようになったことで気持ちの整理がつきやすくなったと話します。
助産師の光石さん「まず抱っこできた時点でワっと泣かれます。よくよく見るとかわいいとか、ここがパパの目元に似ていると赤ちゃんを観察してやっぱり我が子だと反応されます」
助産師の新宮さん「正直なところ最初は会えるかな、怖いな、見られるかわからないという気持ちがある方もいます。エンジェルドレスを着た赤ちゃんに会って写真も撮ったり、抱っこができるようになったりしてよかったという方も。ドレスの効果はありました」
◆「瞬間の癒やし」が“死“を受け入れ前に進むことにつながる
全国から依頼が届く「エンジェルドレス」、山本さんの元には死産した母親の家族から1通の手紙が届きました。

「おなかの中では元気に動き回っているのにお空へ送る準備も行わなければならない。辛かったです。1604gでしたが、抱っこするととてもガッチリしていました。とてもかわいい旅立ちのドレスでした。会いに来てくれてありがとう。よく頑張って大きくなってくれたね」

ドレスをつくった山本さん「注文いただくときに死産したお母さんが直接かけてくることはない。家族や周りにいる方が本人の癒やしになるよう注文されます。その時にあふれる思いを話して頂けます。死を受けとめることは簡単ではない。自分が死を受け入れていかないと前に進めないと思う。その瞬間に癒やされることで受け止められる力になればいいかなと思っている」














