【長岡市 悠久山小動物園 飼育係 池嶋康太さん】
「ザリガニや両生類、ニワトリや家畜を食べたり襲ったり、野菜とかいろいろなものを食べるので被害が出てきて います」

タヌキと違って指が長いのが特徴のひとつで、指を器用に使って野菜をつかんだり壁や木にのぼったりできるそうです。


また、繁殖力が強く日本の自然界には天敵もいないため、生息域を広げています。

【長岡市 悠久山小動物園 飼育係 池嶋康太さん】
「畑だったりゴミを出している所は、エサが豊富にあるのでよく見かけるようになると思います。すみかとエサが両方しっかりとれる所=人家や軒下、屋根裏にすみ着いてしまう」

このアライグマについて、県は初めて防除計画を策定し、最終的に県内からの完全排除を目指すことを決めました。

まずは生息数が多い上越市、妙高市、糸魚川市でわなを貸し出し重点的に対策。
また、捕獲できる人を育成するため講習会を開く予定です。

【新潟県鳥獣被害被害対策センター 渡部浩 所長】
「各種研修会なども進めていきたいので参加いただいて、もし(アライグマが)いたら早めに根絶のために捕獲に動くということでお願いしたい」

県は、2027年度末までに被害の発生の防止と分布の拡大を防ぐことを目指します。