ウクライナがロシアからの領土奪還に向け、反転攻勢を進めています。ウクライナの国防次官は、東部ドネツク州と南部ザポリージャ州で、これまでにあわせて7つの集落を奪還したと発表しました。

ウクライナのマリャル国防次官が奪還したと発表していたドネツク州の集落とされる映像。ウクライナ兵とみられる兵士たちが写っています。

マリャル国防次官は12日、SNSで、これまで奪還が発表されていたドネツク州の4つの集落のほか、ザポリージャ州などで3つの集落を取り戻したことを明らかにし、あわせて7つの集落を奪還したと発表しました。

このうちザポリージャ州の集落のひとつをめぐっては、ウクライナ軍の当局者が11日、「集落の近くのダムをロシア側が爆破し洪水が発生したとの情報がある」と指摘。ウクライナの反転攻勢を防ぐためだと主張していました。