明治用水の大規模漏水で、農業用水の供給が止まっていた問題で、25日から一部の地域に、試験的に給水が再開されました。
愛知県豊田市の取水施設、明治用水頭首工(とうしゅこう)では5月17日、大規模な漏水が発生し、農業用水の供給が止まりました。
東海農政局が仮設ポンプを設置するなど応急処置を進め、25日から一部の地域に試験的に給水が再開されました。
25日朝、愛知県安城市の田んぼでは…。
(農家)
「みんな今、水が欲しい。(試験通水で)どこまで行き渡るかが問題」
(愛知・刈谷市の農家)
「全然足りない。天気が良いから、あしたの朝には蒸発しちゃう」
東海農政局は、5月中の本格的な給水再開を目指していますが、必要な量は確保できない見通しで、明治用水土地改良区では、地域を3つに区切り、利用日を制限する方針です。