外食需要の高まりを背景に、市場全体の先月の「ビール類」の販売数量は、2か月ぶりにプラスに転じました。

ビール大手が発表した5月の「ビール類」の販売数量は、去年と比べて▼キリンがマイナス4%、▼サッポロがプラス5%、▼サントリーがプラス16%、▼販売金額を公表したアサヒがプラス4%となりました。

最大で9連休のゴールデンウィークがあり、飲食店向けの業務用ビールの販売が伸びたことなどから、市場全体の「ビール類」の販売数量は1%程度の増加と推定されています。

市場の推計がプラスに転じたのは、2か月ぶりです。

ただ、業務用の販売が伸びたことの反動や物価高による節約志向などから、家庭向けの缶製品は販売の落ち込みが続いています。