企業間で取り引きされるモノの価格を示す5月の企業物価指数は27か月連続の上昇となりました。

きょう日銀が発表した5月の企業物価指数は、去年の5月と比べて5.1%上昇しました。プラスとなるのは、27か月連続です。

調査対象の515品目のうち8割以上の433品目で値上がりし、価格転嫁の動きが続いています。

一方、伸び率については、4月の5.8%から鈍化しました。

政府の負担軽減策で、電気代や都市ガス代の上昇が抑えられたことや、5月は価格改定が多くみられた4月の翌月であることが上昇率の縮小につながりました。

指数は2020年の平均を100とした水準で119.1となり、依然として高い水準となっています。