最新の国内外のおもちゃを集めた「東京おもちゃショー」が、きょうとあす、4年ぶりに一般客にも公開されています。今年は世相を反映した「環境配慮」のおもちゃが注目を集めています。
上村彩子キャスター
「朝の9時、開場の時刻となりました。4年ぶりの一般公開ということで、今か今かと待ち望んだ人たちが笑顔で中に入っていきます」
会場となった東京ビッグサイトには、朝から大勢の家族連れが…
日本玩具協会によりますと、少子化にも関わらず、国内玩具市場の規模は、ここ10年ほど拡大傾向にあり、昨年度は過去最高の9500億円となりました。コロナ禍で「おうち遊び」にかけられるお金が増えた側面もあるとみられます。
上村彩子キャスター
「こちらのブースでは、プラモデルのリサイクル体験ができるということで、早速やってみましょう」
今年、各社が打ち出しているテーマの一つは「環境配慮」です。
上村彩子キャスター
「出てきた!ありがとうございます」
こちらは、捨てられるお米を原料としたバイオマス・プラスチック、“ライスレジン”を使ったおもちゃ。
(株)カワダ 開発部 兒玉 遥さん
「(ライスレジンが)30パーセント以上入っている。“お米”と表記できるので、お母さんたちも安心して購入していただけると思う」
使われているのは、食用に適さない古米や、菓子メーカーなどで出た欠片など畜産飼料としても使われず、廃棄されてしまうお米。
(株)アガツマ 開発部部長 小泉良江さん
「積み木というおもちゃは、お子さまが初めて手に触れる代表的な玩具。その意味では、一生地球の環境を大事に思う、そんなお子さまが育ったら、という思いで開発している」
上村彩子キャスター
「これからおもちゃを買う時の選ぶ時のポイントとして、地球環境に配慮って入ってきそうですか?」
「食べているものが身近なおもちゃになっているのは、変に意識しなくてもSDGsになっているのかな」
「今まではそんなに考えていなかったけど、プラスチックを減らせるというのがあったので、そういうのは選ぶ基準になる」
素材だけではありません。今回は、遊びながら地球環境に配慮した暮らしを学べるおもちゃも登場。その名も「グリーンタウン」シリーズです。
マテル・インターナショナル(株) マーケティング担当 久保田恭弘さん
「ゴミの分別、ゴミ箱の色を分けているので、自然と遊びながらそういった習慣を学べる」
また、生ゴミのコンポスト化など持続可能な農場での暮らしを表したものもあり、生物多様性への理解も進むと言います。
こうした環境に配慮したおもちゃが、これからますます注目されそうです。
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