■FIVBバレーボールネーションズリーグ2023 名古屋大会(10日、日本ガイシホール)
大会5日目の10日、日本(世界ランク7位)はブルガリア(同20位)と対戦。会場の日本ガイシホールを埋め尽くした観客を前に、見事3-0で勝利し開幕3連勝を飾った。
立ち上がり、207cmの19歳、アレクサンダー・ニコロフらに得点を許し日本は5-7と追う展開だったが、西田有志(23)や石川祐希主将(27)の連続得点で10-7と逆転。その後も小刻みに得点を重ねた。しかしブルガリアも譲らず、セット終盤には両者メンバーチェンジを駆使して一進一退。それでも西田のサーブでチャンスをつくって髙橋藍(21)が24点目をあげ、最後は小野寺太志(27)がクイックを決めてセットを先取した。
この日スタメン出場の髙橋健太郎(28)や石川の得点で第2セットは5-2とまずリードを奪ったが、ミスもあって追いつかれると、ニコロフに強打やサービスエースを決められて14-16と逆転を許した。それでもすぐに追いついて競り合いに持ち込み、21-20からはリリーフサーバーで入った甲斐優斗(19)のサーブがさく裂。相手のレシーブを乱すと、ディフェンスから着実に切り返して24-20と突き放し、このセットもものにした。
ブルガリアはここまで1勝2敗ながら、敗れた2試合はいずれもフルセットに持ち込んでいる。日本が勝利に王手をかけた第3セットも、スタートから1点を争う接戦が続いた。8-8から石川や西田の得点で11-8としたが、イタリア・セリエAのパドヴァで髙橋藍のチームメートだったアスパルー・アスパルホフらに決められ、15-16と逆転されてしまう。日本も冷静にラリーを組み立てて追いすがり、石川の連続サービスエースで20-18とリード。その後、ブルガリアも連続サービスエースで食い下がったが、最後はニコロフの強打を西田がレシーブし、関田誠大(29)がつなぐと石川がしっかり決めて26-24、粘る相手を振り切って勝利を手にした。
■バレーボールネーションズリーグ2023男子予選ラウンド第1週名古屋大会
日本(世界ランク7位) 3-0 ブルガリア(世界ランク20位)
(25-22, 25-21, 26-24)
■日本の第1セットスターティングメンバー
石川祐希、関田誠大、髙橋健太郎、小野寺太志、西田有志、髙橋藍、リベロ山本智大(28)
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出する。日本は次戦、6月11日に世界ランク4位のフランスと対戦する。
※世界ランキングは試合前時点














