雄大な山を背景に一面に広がるピンクの絨毯。くじゅう連山のミヤマキリシマが見ごろを迎えました。
ミヤマキリシマの名所として知られる9日の北大船山の様子です。花を観賞しようと県の内外から多くの登山者が足を運んでいました。
(登山者)「稜線まで上がってきて振り返ると素晴らしい景色でした。思わず歓声が上がりました」「きついんですけど、この景色やミヤマキリシマを見たら疲れが吹き飛びますね」
標高1706メートルの北大船山の山頂付近では、山肌がピンクに染まっています。ミヤマキリシマは九州の火山性の山地に自生するツツジの一種で、くじゅう連山では国の天然記念物に指定されています。
山頂東側の窪地には8日までの雨で水が張っていて、水面にミヤマキリシマが映りこみます。登山者は思わぬ絶景に足を止め自然の美しさを楽しんでいました。
(登山者)「最高ですよ。静岡から来て良かったです本当に。このピンクを見ただけで心もピンクピンクですね」「ミヤマキリシマだけでも凄いのにそれが池に反射して。こんな景色をまさか見られると思わなかったので、来て良かったなと思いました」
くじゅう連山の夏を彩るミヤマキリシマ。北大船山の見ごろのピークは今週いっぱいとなりそうです。