様々な理由から学校に通えない不登校の小中学生は大分県内で昨年度2400人余りと過去最多となりました。不登校の経験をアートを通して表現し活路を見出す高校生を取材しました。
通信制高校で学びながらアート制作
アーティスト名は「さゆうあちゃこ」。左右を行ったり来たり、揺れ動く自分を表現しています。16歳のあちゃこさんは通信制高校に在籍しながら、アート制作に励んでいます。

(あちゃこさん)「今ちょうどバランスがいい生活ができていると思っていて、バイトで社会に触れたりこういうアート活動を好きな事として出来る時間がどっちもあるのでいいなと思っています」

中学生の時「起立性調節障害」を発症 不登校に
もともと漫画やイラストを描くのが好きだったあちゃこさん。最近は自身の感情を色や形で表現する抽象画も多く描くようになりました。画家の榎園歩希さんが開設した由布市の朴木小学校跡のアトリエ。中学時代、起立性調節障害を発症し不登校となったあちゃこさんは友だちの紹介でこのアトリエにつながりました。

(画家・榎園歩希さん)「第一印象はおとなしい子と思ったら、絵をかいたらえらい自己主張が強い感じの印象でした。このアトリエでは作家としては対等なので、特に私が気に掛けるとか何か引き出すとかそういうことは全くない」














