香港のシンクタンク「香港民意研究所」は、34年前に起きた「天安門事件」に関する調査結果の公表を取りやめたと発表しました。政府からの提言だということです。
「香港民意研究所」は、政治家の支持率や政策に関する世論調査を行うシンクタンクで、1989年に北京で民主化を求める学生らを軍が制圧した「天安門事件」に関する世論調査の結果を6日に公開する予定でした。
しかし、研究所はホームページ上で調査結果の公開を取りやめたと発表しました。理由については、政府がリスクについて検討し、研究所に対し提案を行ったためとしています。
世論調査は1993年から複数の同じ質問で行われていて、「事件への中国政府の対応は正しかったと思うか」との質問に対し、去年は「正しい」と回答したのが22.8%、「間違っている」は45.3%でした。
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